20代・30代のニートやフリーターがハローワークに行くべき5つの理由

ハローワーク

こんにちは。

28歳フリーター兼ニート、ヘルニア持ち、うつ病経験ありの梵(ぼん)です。

いきなりですが皆さんは「職探し」と聞いてどんな言葉を思い浮かべますか?

色々あると思いますが、パッと思い浮かぶのは「転職サイト」か「ハローワーク」あたりだと思います。

ネットで「職探し」と検索してもこの2つのキーワード関連の検索結果がたくさん出てきますよね。

転職サイトはテレビCMや広告などでたくさん目にすることがありますが、ハローワークについては結構知らない人が多いのではないかと思います

特に20代や30代の比較的年齢の若い方にとってハローワークはあんまりピンときません。

ハロワは50代とか60代とかが行くイメージ。若者は行かない。

と思っている方も結構いるのではないかと思います。

実際のところ私がハローワークに行った時も年齢層は高めだったのでこのイメージはあながち間違っているわけではありません。

しかし私は断言します。

20代・30代のニートやフリーターこそ絶対にハローワークに行くべきです。

単なるイメージで「若者はハローワークに行かない」という固定観念を持つのはとてももったいないのです。

私は28歳で初めてハローワークに行きましたが、正直言って「もっと早く行けばよかった」と後悔してます。

若ければ若いほどハローワークを活用出来ると言っても過言ではありません。

そこでこの記事では私のような20代〜30代のフリーターやニートの方々こそハローワークに行くべき理由を5つ解説します。

今ハローワークに行こうかどうか悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

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求人がたくさんある

ハローワークには求人がたくさんあります。

私が志望しているWEB業界から介護、建設、事務、警備、小売、運送、飲食などありとあらゆる業種の求人を募集しています。

実際にハローワークに行けばよくわかりますが、入り口にびっしりと求人の張り紙がされているのです。

張り紙はほんの一部で、実際に相談員の人と面談をすると希望する職種の求人をデータベースから検索してくれます。

その中で気になる求人があればプリントアウトもしてくれるので、家に帰ってじっくり考えることも出来ます。

ハローワークは求人掲載が無料

なぜハローワークにそれほど多くの求人が集まるのか。

その理由はハローワークは国の機関(厚生労働省)なので求人を掲載するのが無料だからです。

民間の転職求人サイトは掲載料や採用された時に払う手数料(採用コスト)などがたくさんあります。

企業が1人を採用するのに約60万円かかるとも言われています。

下の記事によると新卒1人を採用すると約72万円、中途採用の場合は84万円の採用コストがかかるそうです。

しかしハローワークに掲載すれば全て0円

多くの企業がハローワークに求人掲載をする理由が分かりますね。

ハローワークの求人にはブラック企業も多い?

ハローワークの求人掲載には費用がかからない一方、ブラック企業が多く求人を出しているという意見もあります。

ブラック企業はすぐに社員が辞めてしまい雇用の流動性が高いので、採用コストを出来る限り抑えたいと考えますよね。

毎回採用コストを60万円もかけるのはお金の無駄です。

その為通常の求人サイトよりもハローワークに求人を掲載した方がコスパが良いのです。

もちろん優良企業もハローワークに求人を出していますが、希望する企業がブラックなのか優良なのかは自分でリサーチしてよく考えた方が良いでしょう。

ハローワークには自由に使えるパソコンがあるので、そこでGoogle検索などをするのがおすすめです。

求人サイトは絶対に登録した方がいい

上で説明したようにハローワークは求人数が多いですが、ブラック企業には注意が必要です。

なので正直な話、大手の求人サイトには複数登録しておいた方が良いです。

上にも書きましたが、大手の求人サイト経由で1人採用すると平均60万円の採用コストがかかります。

裏を返せば大手の求人サイトには「1人採用するのに60万円出しても構わない」という企業が求人を出しているということなのです。

求人サイトに掲載している優良企業の多くはブラック企業とは違ってすぐに社員が辞めたりしないので、採用コストにお金をかけても十分元が取れるのです。

「採用コスト0円で採用したい企業」と「60万円出してもいいから採用したい企業」のどちらで働きたいと思うかは一目瞭然ですね。

相談員は基本的に優しい

ハローワークに行きたいけど行きにくいという20代・30代の人の中には

相談員に嫌味を言われたらやだな。「まだ若いのに」とか。

こういうことを気にする人がいるようです。

私も実際にハローワークに行くまでは少し不安がありました。

28歳で職歴無し、ヘルニア持ち、うつ病とどう考えても負け組なので何か嫌なことを言われたらやだなと思っていました。

しかし実際のところ相談員さんはとても優しく、真面目に相談に乗ってくれます。

ハローワークの仕事は求職者に仕事を紹介する場所なので、当たり前といえば当たり前ですよね。

適当な対応をして就職率が下がったら何のために存在しているのか意味不明です。

悪口なんて一度も言われませんし、そもそも口調がとても穏やかです。

GoogleMapsのレビューを見ると結構ひどいことも書かれていたので不安もありましたが、感情的に低評価を付ける人のレビューはあまり当てにならないので気にしない方がよいですね。

もちろん向こうの仕事はあくまで「仕事探しの手伝い」なので病気や家庭の事情について深く相談に乗ってくれることはありません。

良い意味でも悪い意味でも役所仕事という感じです。

私は職業訓練校が決まるまで合計3回ハローワークに行きましたが、3回とも優しい相談員さんでした。

相談員さんは男性女性どちらもいますが、半分くらいが40歳〜くらいの女性なので女性一人で相談に行っても問題ないと思います。

ほどよい距離感で相談に乗ってくれるので、「若いから行きにくい」と思っている方はぜひ一度お近くのハローワークに足を運んでみてください。

就職が決まるまで手厚いサポートを受けれる

ハローワークの目的は「求職者を就職させること」なので、自分に合った求人の紹介、履歴書の書き方、面接の受け答えのコツなど仕事が見つかるまで手厚いサポートを受けることが出来ます。

極端な話、何百回相談に行ってもいいのです。

私のように負け組ニートが相談に行っても親身になって相談に乗ってくれます。

国の機関なのでどんなに低スペックであっても門前払いをされることはありません。

一方、大手の就職・転職エージェントでも手厚いサポートを受けることは可能ですが、そこはやはり民間企業

就職の見込みがありそうな人と企業をマッチングする為には手厚いサポートもありますが、就職の見込みが無さそうな人のためにわざわざ相談に乗ったりはしてくれません。

民間企業の目的は利益を上げることなので、就職出来なそうな人をサポートしても時間とお金の無駄になるのです。

しかし上で書いたようにハローワークの求人にはブラック企業も入り込んでいるので、優良企業に入りたいなら転職エージェントの方が遥かに有利です。

そこでどうすればいいのか。

ズバリ「職業訓練校に通えばいい」のです。

職業訓練校に無料で通える

20代・30代の若者がハローワークに行くべき最大の理由が「職業訓練校に無料で通えるから」です。

実のところ私がハローワークに行こうと思った理由もこれなんです。

就職する前に専門知識や技能を習得することが出来る施設を職業訓練校といいます。

要するに求職者向けの専門学校ですね。

「就職したいけど資格や技能がなくて就職出来ない」という人のために国が用意した専門学校です。

上にも書きましたが職業訓練校は授業料がかかりません。

普通に自分で専門学校に行こうとすると年間で200万円くらいかかりますよね。

しかし職業訓練校は授業料・入学金などは一切かかりません。

かかる費用なそれぞれの資格受験料とテキスト代金と交通費のみです。

こんな素晴らしい制度があるなんて知らなかったらもったいないですよね。

しかしながら職業訓練校はハローワークに行かなければ通うことが出来ないのです。

こちらは職業訓練校に通うための大まかな流れになります。

ハローワークに行って相談員とどの訓練校に行くのか相談してハンコをもらわない限り訓練校に通うことは出来ません。

だからこそ20代・30代の若者にはもっと積極的にハローワークに行って欲しいのです。

ハッキリ言ってこの制度はもっと活用しなくてはいけません。

神奈川県の職業訓練校パンフレット

こちらは神奈川県のパンフレットです。

介護

色々な職種の訓練校があるので自分の希望するものがあるかチェックしましょう。

 

デジタル分野(WEB関連)

医療事務

訓練受講の要件

ちなみに職業訓練校に通うには以下の用件を満たす必要があるので自分が対象かどうか確認しておきましょう。

  • ハローワークに求職の申込みをしていること
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
  • 労働の意思と能力があること
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

求職者支援金がもらえるかも

さらに職業訓練校を受ける人は毎月10万円の給付金がもらえる求職者支援制度を利用することも可能です。

訓練校で技能を習得しつつ毎月10万円もらえるなんて控えめに言って最高ですね(小さい声)。

給付金の対象者

給付金の対象者はこちらです。

離職者の方    
  • 雇用保険の適用がなかった離職者の方
  • フリーランス・自営業を廃業した方
  • 雇用保険の受給が終了した方など
在職者の方   
  • 一定額以下の収入のパートタイムで働きながら、正社員への転職や社内での正社員転換を目指す方など
 

給付金の支給要件

給付金の支給にはちょっと厳しい条件があります。

  • 本人収入が月8万円以下
    シフト制で働く方などは月12万円以下 (※)
  • 世帯全体の収入が月40万円以下(※)
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  • 訓練の8割以上に出席する(※)
    (病気や仕事など以外の理由で訓練を欠席した場合、給付金は日割りで支給します)
  • 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
  • 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない

給付金の申請には以上の全てを満たすことを証明する書類を提出する必要があります(全ての銀行口座の残高など)。

実家暮らしで親と同居している場合は、親の銀行口座なども提出しなければならないとのことです。

ちなみに私は支給の対象外でした(残念)。

まあタダで訓練校に通えるから全然いいんですけどね。

給付金の支給額

訓練を受講している期間について、1か月ごとに職業訓練受講給付金(訓練受講手当、通所手当、寄宿手当)が支給されます。

訓練受講手当 月10万円
訓練を受講している期間について、1か月ごとに支給します
(例:3か月の訓練の場合の支給額:10万円×3月=30万円)
通所手当 訓練施設へ通所する場合の定期乗車券などの額(月上限42,500円)
寄宿手当 月10,700円
同居の配偶者、子および父母と別居して寄宿(訓練施設に付属する宿泊施設やアパートなど入居)する場合で、通所のための往復所要時間が4時間以上など、住居の変更が必要とハローワークが認める場合に支給します

 

まとめ

今回は20代・30代のニートやフリーターがハローワークに行くべき5つの理由を解説しました。

もう一度まとめます。

  1. 求人がたくさんある
  2. 相談員は基本的に優しい
  3. 就職が決まるまで手厚いサポートを受けれる
  4. 職業訓練校に無料で通える
  5. 求職者支援金がもらえるかも

やはり一番のメリットは職業訓練校に無料で通えることです。

自費だと年間数百万円かかる授業がタダになるのは最大の魅力ですね。

職業訓練校で技能を磨きつつ、大手の転職エージェントなどに登録して就活するのが最も合理的な流れだと思います。

今ハローワークに行こうかどうか迷っている20代・30代の人は是非とも参考にしていただければ嬉しいです。

 

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